DAM BLOG
ダム穴を求めて芋洗谷ダム
2013年5月3日
芋洗谷ダムは辿り着くのに苦労したダムでした。
だいたいの場所がわかっても道が全然わかりません。
地図をどう見ても道路がありません。
カーナビもとっくに音を上げてます。
困り果てて近くにある雲海茶屋さんで道を聞きます。
お店のおかあさんが丁寧にダムへの行き方を教えてくれました。
美味しいお茶も頂き、本当にお世話になりました!
悪路っていうレベルじゃねえぞ!
運転に自信がない方や、車を大事に乗られている方は訪れてはいけないと思います。
途中で車が通れる道が途切れるので、歩きます。
わあい山深いなあ。
ついに見えた!
ダム湖の色がバスクリンみたいです。
戦前に建てられた古いダムです。
日本で始めての重力式アーチダムだそうです。
このダム形式自体がとても珍しいそうです。
このダムはあることで有名です。 それは・・・
ダム穴です!
「朝顔型洪水吐」という日本ではとても珍しい形です。
湖内の水量を立坑から取水して調整します。
ダム湖にぽっかりと穴が開いて、そこに水が吸い込まれていきます。
天気が悪かった後の晴れた週末という絶好のコンディションだったので、吐水していました。
・・・うーん。
ゴミできたない。
海外のダム穴画像のような奈落感はいまいち無いですが、とにかく見れてよかった!
このダムはチッソの子会社であるJNC株式会社という企業が管理しています。
国や自治体が建てたダムではないので、人が見に来ることは想定してません。
当然看板もなく、通行人の何人かに聞いてみましたが、地元の人ですら存在をあまり知らないようでした。
到達難易度は高かったですが、貴重な形式のダムとなによりダム穴を見れてとても満足でした。
詳しい説明、写真、さらには動画まで!
ご公開ありがとうございます。
グローリーホールを一度は見てみたいと思っていて、旅にでる時間ができたので検索してみました。
高千穂には幾度か行ったことがありますが、全く知りませんでした。
どうもわたしの愛車では辿り着けない場所にあるようです。
途中から山歩きの覚悟で行く必要がありそうですが、この鄙びた感じがわたしの旅の郷愁を掻き立てます。
さらにあのチッソ関連会社の管理と聞けば尚のこと興味をそそられます。
情報公開、ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
芋洗谷ダムは一見の価値ありだと思います!
ただ・・・
昨年再び芋洗谷ダムを訪れてみたのですが、ダムへの道に動物よけの電気柵が通せんぼしていて近づけませんでした。
立入禁止とは書いてなかったのですが、道路横も正面も電気牧柵に塞がれているので実質通行不可能でした。
現在の状況はわかりませんが、ひょっとしたらダムまで行く事ができないかもしれません。
個人的にも、また見たいダムなのですが・・・