スキージャンプ式洪水吐 | 九州のダム情報 ダムラボ

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スキージャンプ式洪水吐すきーじゃんぷしきこうずいばき

余水吐の一部である減勢工の形式の一種。
ダムから放流する水をそのまま放出すると、着水時に衝撃で河床が洗掘されるので、水の勢いを落とす為の設備。
スキーのジャンプ台のような形の導流部から空中に水を放出する。
水の拡散による減勢と、少し先へ水を飛ばすことによるダム直下の洗掘軽減に効果がある。
特に堤高が高いアーチダムの減勢に使用される。
現在では、アーチダムの場合ダム中央部からの放流が経済面で有利なので、バルブによる放流が主流となっている。

宮崎県の一ツ瀬ダム上椎葉ダムは特に特徴的なスキージャンプ式の減勢工を備えている。
この二つのダムの減勢方式は左右両側のスキージャンプから放出された水を空中でぶつからせて減勢するというダイナミックなものである。

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