DAM BLOG
ダム便覧未掲載ダムを探して 年柄ダム
2013年5月15日
年柄ダムの存在を知ったのは、志岐ダムにある看板からの情報です。
右上に「年柄ダム」とあります。
そんなダム聞いたことがありませんでした。
ダム巡りのガイドブックであるダム便覧に掲載されていないんです。
ダム便覧とて、日本中のダムを完全に網羅している訳ではありませんが、日本一のダムデータベースであるダム便覧に掲載していないダムを発見すると気分は高揚します。
天草市苓北町の火力発電所の少し手前を山の手に入る道を進みます。
一本道なので迷う事無く、やがてダムが見えてきました。
堤体が見えません。
蔦もじゃもじゃです。
車を停めれるスペースがあったので、降りてみます。
ダム建設の記念碑がありました。
ダム諸元はここからしか、うかがい知れません。
堤高17.5メートル。
立派に河川法上のダムです。
お地蔵さんもありました。
お地蔵さんがあると何だか嫌な予感がします。
天端の様子です。
堤頂長は50メートル近くあって、思ったより大きなダムです。
天端から下流側を見下ろします。
下には小屋が見えます。
あそこに行けば堤体を正面から撮影できるのでしょうが、小屋に続く道を見つけることができませんでした。
ダム湖はとても小規模なものです。
天草のダム湖の色はみんな、うす緑色をしているのですが、ここの色は更に乳白色が強い気がします。
なんでしょうか。
うまく言い表せないですが、ここのダム湖に恐怖を感じます。
個人的に「落水したくないダム湖」ナンバー1です。
そして、さらに「落水したくないダム湖」の名を不動にするものに出会いました。
イノシシの水死体が越流部に引っかかっています・・・
いづくで果てたか、さぞ恨みは深かろう。
全体的に爽やかさゼロのダムですが、新たなダムを発見する喜びはひとしおです。