DAM BLOG
熊本ダム界のスター竜門ダム
2013年5月8日
どちらかと言えばダムに関しては、ぱっとしない印象の熊本県の中で、竜門ダムはスター級のダムです。
観光地として名高い菊池渓谷に近く、道路標識にも遠くから表示されているので、熊本県の人であればダムに興味が無くとも名前くらいは知っています。
まず、ダムの大きさが大きいです。
堤高・堤頂長共に熊本ナンバー1です。
100メートル超のダムが1基も無い熊本県ですが、コンバインダムとして日本で一番堤高が高い竜門ダムのお陰で何とか面目を保っています。
そして、ダム湖が美しいです。
菊池の山並みに吹き上がる噴水は、紅葉の季節には惚れ惚れとする景観を生み出します。
ダム湖は班蛇口湖と名付けられていて、以前は国体でボート競技の会場となりました。
九州では有名なワカサギ釣りのスポットでもあります。
さらに、ダム周辺が観光地として整備されています。
ドッグランがあったり、草むらには山羊がほっつき歩いていて、とてものどかな雰囲気です。
食事処の前には可愛い豚野郎も飼い慣らされています。
将来の豚汁候補でしょうか。
99.5メートルの天端からの眺めは、迫力の高低差です。
発電所の建物が小さなお城のような形をしています。
個人的に竜門ダム一番の見どころである堤体中央部のコンジットゲートです。
操作室の窓と2門のゲートの格好良さと言ったら。
国土交通省所管のダムであり、ダムカードを配布しています。
ダムを積極的に観光資源に利用している例だと思います。
家族連れにも安心のダムです。